月照寺の大亀【小泉八雲(1)】(島根県松江市)

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)『知られざる日本の面影』によると、島根県松江の月照寺には大亀がいて、夜な夜な街を徘徊しては人を襲っていたそうです。

 

この日はあいにくの雨でしたが、濡れた石畳がいい雰囲気。

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門のむこうには

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鳥居と、廟

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ここ月照寺は、松江藩主・松平家の廟所(墓)なのです。
ちなみに初代・松平直政は、徳川家康の孫にあたります。

 

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梅雨時にはあじさいが咲き誇り、「山陰のあじさい寺」との別名をもつ月照寺。
シーズンには花見客でにぎわうそうです。

 

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しかしあじさいの季節でない今日は、境内に人の姿はなく、静まり返っています。
雨に濡れた苔のにおいがあたりを包んでいます。

 

第6代藩主・宗衍(むねのぶ)公の廟所に、大亀はいました。

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どーん!

 

いいお顔!

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濡れた大亀は、生き生きと見えます。
今にも動き出しそう。

 

夜な夜な動き出しては人を喰らっていた大亀。

暴れまわる大亀を住職が諭すと、
大亀は涙ながらに訴えました。

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「わたしにもこの奇行を止められません。貴方にお任せします」

 

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そこで住職は、亡くなった藩主の功績を彫り込んだ石碑を大亀に背負わせ、
大亀をこの地に封じ込めたのでした。

 

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封じられた後もしっかりと目を見開いている大亀。

何を見つめているのでしょうね。

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